みなさんの身体は歪んでいます。体の中では、骨盤、背骨、各関節の歪みがありますが、とくに骨盤、背骨の歪みのない方ははっきり言って皆無に等しいです。
当院では患者さんをまっすぐに立たせた状態で身体のバランスを診ることがよくあります。
・左右の肩の高さの違い(約5mmから1cm)
・左右の骨盤の高さの違い(約5mmから1cm)
・背骨を後方から見ると、くの字やS字状に曲がっている方
・あおむけに寝た状態で足の長さを見ると左右の足の長さが違う(約5mmから1cm)
これらは普通に見うけられ、まず完璧な方は1人もおりません。
それらの原因にあげられるのが
1.足を組んで椅子に座る
2.畳の上で横座りをする
3.テレビを見る時、手まくらをする
4.重い荷物をいつも同じ方向で持つ
5.ズボン、スカート、靴下をいつも同じ側からはく
といったこと等があげられます。
この5つはもっとも身体を歪ませる悪い姿勢です。(ここでのお話は、重い病気をされた方は別とします)
更にいえば
・足を組んで椅子に座る場合、組みやすい足は左右どちらですか
・畳(又はフローリング)の上で横座りをする場合、左右どちらの横座りが楽ですか
・重い荷物は、どちらの手で持ってますか
・ズボン、スカート、靴下は左右どちらからはきますか
これらの情報を聞き出すことで患者さんの体の歪みのイメージがよりはっきりと見えてきます。
次回、体の筋力をつけると体の歪みが取り除かれるというお話をしたいと思います。